コラム一覧
ヘルプ投稿日2016/06/16
執筆者スマートジャパン提供/石田雅也様
集光型の太陽光発電でメガソーラー、日本の2倍の日射量があるモロッコ
北アフリカのモロッコで集光型の太陽光発電システムを使ってメガソーラーを建設するプロジェクトが始まる。太陽光を追尾しながらレンズで集光することにより、標準的な太陽電池と比べて2倍以上の発電効率になる。住友電気工業が開発したシステムで、2016年11月に運転を開始する予定だ。 モロッコ王国太陽エネルギー庁(MASEN:Moroccan Agency for Solar ENergy)と住友電気工業が共同で、モロッコ中部のワルザザート(Ouarzazate)市に「1MW(メガワット)集光型太陽光発電プラント」を建設する(図1)。両者は5月4日に契約を締結して、2021年5月まで5年間の実…
投稿日2016/06/08
執筆者環境ビジネスオンライン掲載/山本 康弘様
未稼働の太陽光発電の権利がふいに ~設備認定失効を回避するために今必要なこと
太陽光発電の未稼働案件は2015年12月時点で10kW以上が約47万件、計約53GWに上る。このうち一定条件を満たさない案件の失効がいよいよ現実的なものとなってきた。本コラムでは、未稼働太陽光案件の失効に関する基本的なポイントから、回避のためにやらなければいけないことまで幅広く解説。失効回避のポイントをまとめた。 【ポイント】 2017年4月1日に施行予定の改正FIT法によって、認定未稼働の太陽光発電の計画に大きなインパクトが生じる可能性があり、その対応までの期限は残りわずかである。 40~24円/kWh(税抜)の設備認定を取得済みであるが運転開始に至ってい…
投稿日2016/05/30
執筆者環境ビジネスオンライン掲載
台風などで太陽光発電パネルが飛散する事故、事前対策を JPEAも注意喚起
太陽光発電協会(JPEA)は、4月27日に経済産業省から発せられた、台風などによる太陽光発電パネル飛散事故の被害防止に関する注意喚起を受け、太陽光発電設備を設置している事業者に向けて、必要な対応をとるよう呼びかけた。 2015年9月の台風15号の台風による事故では、太陽光発電パネルが発電所構外に飛散し、多数の住宅や車両を損壊する被害が発生した。同協会は、このような被害の再発を防止するため、台風シーズンが到来する前に、設置者がそれぞれの責任において、太陽電池パネルなどの飛散による被害防止のため、万全な対策をとるよう注意を促している。 &rar…
投稿日2016/05/30
執筆者スマートジャパン提供/陰山遼将様
東京から近畿地方の太陽光出力をリアルタイム制御、関西電力が実証を開始
気候条件で発電量が左右されてしまう太陽光発電。将来的に系統への接続を拡大していくのであれば、出力を最適に制御する技術を確立していく必要がある。この技術開発に取り組む関西電力は2016年1月12日から、実証試験を開始した。 図1 実証システムのイメージ 出展:関西電力 関西電力は経済産業省が行う太陽光を中心とした「再生可能エネルギー接続保留緊急対応補助事業」に採択されたことに伴い、これまで準備を進めてきた太陽光発電設備の遠隔出力制御および発電量把握に関する実証試験を2016年1月12日から開始した。同社は資源エネルギー庁の補助事業「平成26年度補正予…
投稿日2016/05/16
執筆者スマートジャパン提供/石田雅也様
原子力発電所と火力発電所の選別が進む、2030年に設備半減へ
日本の電力システムが抱える問題点の1つは発電設備の老朽化だ。原子力発電所の再稼働が始まったが、その一方で運転開始から40年以上を経過した設備の廃炉に着手する必要がある。火力発電では2030年に向けてCO2排出量の削減が求められるため、LNG火力と石炭火力の高効率化を急ぐ。 九州電力が「川内原子力発電所」の1・2号機を相次いで再稼働させたのに続いて、関西電力の「高浜発電所」の3・4号機と四国電力の「伊方発電所」の3号機も国の原子力規制委員会による適合性審査を通過して、2016年内の早い時期に再稼働する見通しだ。このほかにも21基の原子力発電設備に対して適合性審査の申請が出ている(図1…
投稿日2016/03/07
執筆者ソーラージャーナル提供
フランスの様々な太陽光発電所事情
フランスでは2015年の3月に、新築されるビルの屋上には太陽光パネル設置か植物植え付けを義務付ける法律が可決されました。 古い伝統建造物を使い続け日本よりも新築の数は少ないですが、環境に配慮した政策として、商業地区の新築に適用する法律です。 パリ市とその外郭団体・パリ経済開発局「Paris&CO(パリスアンドコー)が進める都市緑化政策「革新的な緑化プロジェクト」では、30のユニークな案が採用された。2015年3月から翌10月まで大手百貨店ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン店は、1000m²ある屋外テラスでイチゴ、食用花など2万10…
投稿日2016/02/18
執筆者る・ぷりん
月に太陽光パネルを設置! 月が地球の未来を救う!?
こんにちは。 前回ご紹介した身近にある太陽光発電の一つに、家の屋根の上に太陽光パネルを載せた屋根置きタイプもありますが、東京都心で目にすることはまだまだ少ないようです。 ところが隣の県に一歩入るや否や、あちこちの屋根には太陽光パネルがキラキラと光を放っていて「あっ、発電してる~!!」と、思わず心が躍ってしまいました。これはもはや職業病でしょうか?? ところで身近な太陽光発電から一転して、地球から約38万キロも離れた衛星、なんと“月”に太陽光パネルを設置するという壮大なプロジェクトがあることを皆さんはご存知でしょうか? それは大手ゼネコンの一…
投稿日2016/02/15
執筆者Shimizu
バッテリーの並列化について教えます!
インバーターを長時間利用するために、バッテリーを並列に繋いで利用したことはありませんか? この場合、一方のバッテリーが充電完了後、他方の充電完了されていないバッテリーを充電し循環電流が流れる状態となり、その結果、バッテリーの寿命は短くなります。 また、75%放電-満充電を繰り返しながら利用出来るディープサイクルバッテリーを、放電したまま10.5V以下(通常)で長期間充電しないで放置していると、バッテリーのもつサイクル数(充電・放電を繰り返し利用出来る回数)まで利用できない場合があります。これは循環電流によるバッテリーの劣化と思われます。 どうしても並列して1回の放電時間を…
投稿日2016/02/01
執筆者Looop佐竹
貯金なしサラリーマンが、老後を見据え太陽光発電ビジネスへの投資を考える-その2
こんにちは! (株)Looopの佐竹です。 前回ローリスクミドルリターンの投資方法として太陽光発電所を考えている事をお伝えしましたが、当たり前の話ですがコストをかけない様にすると、やはり色々と調べる事や自分で行う作業が多くなりそうです。 そこで今回はターゲットを絞った上で、コストと手間のトレードオフを考えたいと思います。 ■発電所の規模・投資とリターンはどのくらいの規模が良いか? (1)余剰売電は外して考えました 一番お手軽なのは、自宅の屋根などに小さい発電所を設置し、自家消費をメインにして…
投稿日2016/02/01
執筆者環境ビジネスオンライン掲載
FIT見直しの方針発表 未稼働案件、新制度で設備認定取り直し(価格引下げ)に
経済産業省は、固定価格買取制度(FIT)において、新たな設備認定制度の創設や未稼働案件に対する認定取消の強化、電力多消費事業に対する賦課金の減免水準の引き下げ等を盛り込んだ、制度の見直し方針を示した。 新たな認定制度では、再エネ発電事業者の安定的な事業実施を担保するため、電力会社との系統接続の契約など事業の実施可能性や事業内容の適切性を確認した上で、FITの買取対象となる発電設備の認定(FIT認定)を行う。 → 全文を読む この記事は、環境ビジネスオンラインに掲載されたコラムを一部転載しています。 全文をお読みになるには、下記リンクに移動し環境ビジネスオ…